季節が変わっても、息をして、食べて、そして目の前の課題をこなすだけ、そしてまた明日が無事に来れば御の字だ

昨日降っていた雨は上がり、湿気は多いけれど気温は下がりました。30度に達しないで楽ですが、エアコンを停められる湿度ではありません。これって象徴的かな。怒りは鎮まって来たけれど気持ちは晴れず、根強くストレスとなりそうな・・・なんてね。

まあ、それでも生きて迎えられた今日が有り難く、明日という日もやって来る事を信じたいです。いつ終わるかなんて解らない。父や母の死も突然でしたし、2つ年上だった猫仲間は相次いで62歳で逝ってしまい、妹をとても可愛がって下さっているご一家のお嫁さんは先日43歳の若さで亡くなりました。

夫も私も、危なかった事もあったけれど無事に生き延び、そしてまだ生きていくつもりで故郷へ・・・いや、私達の新天地へと引っ越すのです。出来ればいつも楽観していたいものです。



朝、茄子と胡瓜、茗荷、青唐辛子の塩揉みをしました。
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茄子と胡瓜を薄切りにしたら、粗塩をしてしっかりと揉み、アクと水分を出します。自分の心の芥もこんな風にして揉み出せれば良いのに・・・と思いながら。

なんちゃって~。



ご飯は玉子炒飯にして、チャンジャを添えました。
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そしてアイスコーヒーで戴きます。
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昼はスパゲッティ・アラビアータです。
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そしてキムチと朝の塩揉みの残りと、缶詰のオイル・サーディンです。盛合せました。
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オイルサーディンは美味しいですね。魚の缶詰は、ホントに良く出来ている。安くて、そして美味しい。

今日も泡を1杯ずつ飲みました。車の運転をしないで済みそうな日々に、心から感謝です。
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ああ、美味しい。

美味しいと思うだけの心と体の健全さがある事は、何と幸せな事でしょう。



夫が手術して「危篤」だなんて言われた時、私は食べ物の味が解らなくなりました。それでも生きる為、生きて猫たちの世話をする為に食べました。あの時期、余裕がなくて色々と買い食いしていましたが、その中で一番美味しく感じられたのは南高梅の梅干が丸ごと1個入っているというのがウリの、コンビニのおにぎりでした。

病院のICUから戻り、深夜のコンビニでおにぎりを買い、家に戻って先ずは猫たちの世話をし、そろそろ夜が明けるかも・・・という時に放心状態で食べたおにぎりでしたが、心にしみるような美味しさでした。

あの時、自分の死の間際に食べたいものがあるとしたら、そしてそれが叶うのであれば、梅干のおにぎりを一口でも食べたいと思いました。塩むすびでも良いです。
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[在りし日のテト:死ぬ時なんて食べられないよ]

そうかも知れないけど、究極の選択よ。
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[テト:ふ~ん、おにぎりねえ・・・]

テト君には解らないよね、おにぎりきへの憧憬は。猫だし。

おにぎりは日本人の・・・それもちょっと古い時代の日本人にとってのソウルフードなんだと思うよ。夫は何を食べたいと言うかなあ?



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さて、引っ越し前は朝ご飯をいつまで作ろうか。ちゃんと計画俵を作らないと落ち着きません。

1回目の搬出で運ばず残してある鍋釜類と食器も、使い掛けの調味料も、2回目では全て荷まとめしなければなりません。

冷蔵庫を運ぶ為には中身を空にして電源を抜き、当日を待たないといけません。食べ切れず、持って行けそうもないものは捨て、冷クール便で送れるものは送るつもりですが、殆どは捨てる事になるでしょうね。

いつまで料理するかな・・・と悩みます。本音を言えば、もうすっかり何もかも捨てて身軽になってしまいたいのですが。



1回目の段ボールは全て中身を出してくれたという妹。120箱あったそうです。
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サカイの箱は次回の搬入時にサカイに引き取って貰う予定で、そうでない段ボールは廃品回収に出すように準備して物置に置くと言います。

かなり収納したものの、綺麗にすっきり収めているのと、私があまりに大量にストックをしていたせいで、大量のものが行き場が無く、今はまだ床に置いているそうです。そうでしょう、そうでしょう、みんなお姉やんが悪いね。

次の荷物は1回目程の数にはならない予定ですが、中身が問題・・・。液体のボトルは多いし、PC周辺のものが・・・文房具が・・・刺し子糸が・・・食品が・・・ああ、かなり悲惨です。

そのボリュームもさることながら、形の揃っていない雑多なものについては運び込んだ後、妹が呆れるようなディスプレイになりそうで、それが何より怖いです。いっそガレージかベランダに物置を買ってゴチャゴチャ収めてしまおうか。

大人なんだから、ちゃんとやろう。


これからもきっと悲しい事、苦しい事はあるだろうけど、人に頼らず自分の心を救おう。だけど妹より夫より先に死にたいよ、私は。

by kazue_gomajam | 2020-09-13 23:59 | 雑感

沢山の猫と暮らして来た時代の名残り。2020年10月に夫と共に断行した私の故郷への移住、小さくとも好きなものに囲まれた終の棲家で送る夫婦の隠居・隠遁の日々、食べる事や庭いじり、布や糸や木での手作り、映画や音楽・絵画、道具たちについて、そして雑多な想いを書き散らしています。1999年から手作り運営していたHPのコンテンツの1つ「猫雑記」を2018年分からはブログ形式にて継続しています。


by kazue_gomajam