メリークリスマス、カトウ君!

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カトウ君、生きてますか?お別れ出来ませんでしたね。
今年のクリスマスのメッセージは、カトウ君に送ります。
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[ペロ:カトウ君て誰よ?]

カトウ君というのはもう10年以上、毎朝3時には朝刊を、午後2時半には夕刊を配達して、月に1度は集金にも来ていた新聞配達員だ。

気の弱そうな話し方をするけど、真面目で随分と長続きしていた。きっとまだ独身で、40歳前じゃなかったかな。時々、「長く続いているよね、偉いよね」と話していた。

少し前から配達の時間がとても遅くなり、ポストへの入れ方がいい加減になったので、きっとカトウ君じゃなくて別の配達員だろうね・・・と話していた。間もなく集金が来るだろうから、その時に言おうね・・・と。

そして集金の日には珍しく専売所の経営者が来たので、「配達が最近雑なんですよ」と言うと、それは申し訳ありません、新しい担当によく注意しておきます、そういう配り方をギョーカイでは「●▲※◎」と言って非難の対象になるんです・・・と教えてくれた。

新しい担当と聞き「カトウさんは辞めたんですか?」と訊いてみた。すると、末期がんで九州の実家に戻ったのだと聞かされた。若いから進行が早く、発見された時にはもう手術も出来ない状態だったらしい。

思いがけずショックが大きかった。11月の集金の時には、カトウ君は元気そうに見えたのに。

今年の春だったかな・・・集金に来た時にお菓子をあげた事があった。翌月集金に来た時、美味しいお菓子有り難うございました・・・とお礼を言われた。ちゃんと礼儀正しい子で、夫も可愛がっていたのだ。たまに叱ったりもして。

若い人の命が失われる事は、他人でも切ない。妹の同僚が30代独身で乳がんで亡くなった時も、会った事も無いのにとても悲しかった。神様、どうして?と思った。




今日、福島の友人からクリスマスカードが届いた。
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「PUSH」という部分を押すと、たくさんの猫の声を編集した「ジングルベル」が聞こえる。

このカードを送ってくれた彼は、福島で被災して長く仮設住宅に住んでいた。そして今年ようやく団地に移れた。実家は壊れていないけれど、いまだ住めない地域らしいのだ。

忙しい勤めをしながら、年老いたお祖父ちゃんの面倒を見ている。既に亡くなっているお祖母ちゃんの作ってくれた料理の味を覚えていて、自分でも記憶を頼りにお祖母ちゃんの味を再現しようと料理するような、まだ若い独身男性だ。

彼がこれから先、暖かい家庭を作れる相手と出会いますように。

そして世界中の命が、今夜、少しでも暖かく過ごせますように。

by kazue_gomajam | 2018-12-25 21:45 | 雑感

たくさんの猫との暮らしや思い出、日々の雑感、食べる事などの日記です。


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