冬の朝の定番「オニオングラタン」
2018年 11月 28日
今年も冬の定番、オニオングラタンを作り始めた。昨夜遅くに玉葱を沢山炒めて、庭の月桂樹とスープキューブを入れて煮込んだ。
そして今日の朝食に、バタールとチーズをたっぷり乗せてオーブンで焼く。
[在りし日のルス:ナニよ、A型夫婦って]
それをね、今から説明しようとしているのよ、ルッちゃん。
どうして「A型主婦」ではなくて「A型夫婦」と言ったのかと言うと、似た者夫婦で、どちらも几帳面。どちらかがもう少し大らかであれば「美味しそう」を優先してハッピーなのに、汚さない予防策を優先してしまう訳です。
食事の支度に関しては、切ったり炒めたりという調理担当は専ら私だけど、パンを焼いたり重たいグラタン容器を少しだけ高い場所にあるオーブンに入れたり出したりするのはこうちゃんの役目だ。
毎朝ピザトーストを作っていると、過去にはチーズが溶けてオーブンの内部にこぼれたりした。それが掃除し難くて、A型夫婦は嫌なんだ。こぼしたパンくずやこぼしたチーズを掃除しきれないでいると、翌日にオーブン内で焦げる。ダイニングが焦げ臭くなる。
次第にパンの出し入れの時に、パンの面をオーブンの網の上で引きずらないようにするだとか、たくさん盛ってもこぼれ難いチーズの盛り方やチーズ選びにも工夫するようになって、今ではあまり余計なものをこぼさないようになった。
他にも家事分担としては、ゴミ出し、皿洗いなどが我が家では夫の担当だ。熟練を重ね、すっかり上手に文句ない状態に出来るようになり、私がいつ死んでも清潔に暮らせるだけのノウハウを身につけている。夫も教育すれば、ちゃんと出来るようになるものだ。
それどころか、藍より青し。たまに食後の食器を私がうっかり重ねようとしてしまい、「あっ、お皿を重ねないで!」とか、首に巻いているバンダナ(首に髪のおくれ毛が触ると痒くなるんだ)を折り畳んだまま洗濯ネットに入れようとして叱られる。
どういう事かと言えば、油モノの器を重ねると、釉薬を掛けていない素焼きの「糸尻」に油が染み込んでしまうし、そもそも大事にしている器同士を直に重ねる事はしないようにしているのです。糸尻のザラザラが別の器に傷をつけるからね。
そして細く折り畳んだままのバンダナをそのまま洗ったら、干す時に濡れたものを広げる厄介が生じるという訳です。靴下シャツも裏返しに脱がないというのが、代々伝わる我が家のジョーシキでした。濡れたものを裏返すのは大変でしょ?
洗濯物の干し方を観れば、その家の主婦の性格が解る気がすると言って、きっちり皺を伸ばして干すように、夫には教え込んだ。
それらは全て私が母から躾けられていた事だし、独立してからもちゃんとやっていたくせに、ふと汚れた器を重ねようとしてしまった事があったのでした。
自分の手から離れた仕事は、かくも雑になるものか。ボケるにはまだ少しだけ早いぞ、私。
でも、いざ家事が全く出来なくなった時、どうすれば良いんだろう?
by kazue_gomajam
| 2018-11-28 14:28
| 料理