[開拓者たち ~メインテーマ~]

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本日、ずっと気になっていた事がひとつ解決した。

それは時々、予期せず観てしまう深夜の【昭和のSL映像館】という番組の中、BGMに流れる音楽のうちの1曲がとても切なく、素敵で、どこかで聴いたはずなんだけど何だったか思い出せず、誰の何という曲なのかも紹介されず、気になって調べても解らないまま何年も経ってしまっていたのだ。

その何年もの間にも、時々また予期せずにその番組は繰り返されていて、予め解っていればDVDに録画するのに、いつもいつも臍を噛む思いでいたのだけれど・・・

今日、たまたま【軍師官兵衛】の再放送を観たら、オープニングのテーマの曲調が似ていて、この作曲家の曲に違いないと確信した。それで慌てて調べていくうちに、同じような疑問を持つ人のツイートに出会って、もしかしたらそれかも?と当りをつけたら、バッチリ大当たりだった。

菅野祐悟という作曲家の作品で、ドラマ【開拓者たち】のメインテーマであった。その番組はチラッと観た程度なのだけど、きっとあのテーマ曲は心に残っていたのだろう。

しかしYoutubeで探しても、メインテーマをあげているものは見つからなかった。ならば【昭和のSL映像館】で探すしかない。大分苦労したけど、見つかった。

長い動画で、12分41秒あたりから始まるのが問題の曲です。開始位置をそこに指定して貼り付けておきますので、クリックすれば当該曲から始まるはずです。是非聴いてみて下さい。






このテーマ曲は、私にとっては3大「胸にしみる切なく哀しい曲」のひとつだ。

ひとつは映画【ひまわり】(1970年公開)のテーマ曲(ヘンリー・マンシーニ)、もうひとつは映画【おもいでの夏】(1971年公開)のテーマ曲(ミシェル・ルグラン)、そして今回やっと何であったかが判明したドラマ【開拓者たち】(2012年放送)のメインテーマ(菅野祐悟)。

いつも夜中に突然始まってしまう、SLの走る古い映像を延々と流すだけの番組。そこでこの曲を聴いていた頃に抱えていた苦しい状況やどうしようもない辛い気持ちが、まざまざと蘇る。

この動画が録画された時刻が、画面左上に出ている。午前2時過ぎ・・・いつもこの丑三つ時には当然のように私だけが起きていて、そして4時に夫と入れ替わりで寝るのだ。先に望みの持てない老猫の介護の不安や悲しみ、その思いがこの曲で増幅されて胸に迫る。

でもまた聴きたくなるのだ、どうしても。それで時々思い出したように探し続けていたら、忘れた頃に発見出来た。

とても嬉しい日曜日になった。官兵衛、有り難う。

結局ドラマ【軍師官兵衛】は見なかったけれど、良いヒントを貰えた。オープニング曲、出だしのメロディーは音の順番こそ違えど、コード進行はそっくりだもの。

因みに菅野祐悟という人、とても有名な作曲家だったのね。スミマセンでした、私が世の中の事を知らな過ぎました。

こんな発見ひとつで、確実に小さな幸せが感じられる。

by kazue_gomajam | 2018-11-11 14:15 | 音楽

沢山の猫と暮らして来た時代の名残り。2020年10月に夫と共に断行した私の故郷への移住、小さくとも好きなものに囲まれた終の棲家で送る夫婦の隠居・隠遁の日々、食べる事や庭いじり、布や糸や木での手作り、映画や音楽・絵画、道具たちについて、そして雑多な想いを書き散らしています。1999年から手作り運営していたHPのコンテンツの1つ「猫雑記」を2018年分からはブログ形式にて継続しています。


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